「ライアーゲーム」の世界観を経験して、いかがですか?

“濃い”ですね(笑)。おかげで撮影現場が楽しいです。芝居も、とりあえず何でもやってみて解釈が違っていたり、行き過ぎたら修正をするというスタンスで挑んでます。ここまでやって大丈夫かなというほどオーバーリアクションが多いので、最初は試すのにも勇気が必要でしたが、最近はそれもなくなってずいぶんやりやすくなりました。

オーバーリアクションを演じるのは大変ですか?

オーバーリアクションが大変というより、いろいろなパターンのリアクションが求められるので、そちらの方が大変ですね。驚く、怒る、くやしがる…それぞれのカテゴリーでもいくつかのパターンが必要になるんです。それくらい衝撃の展開ばかりで(笑)。難しいけれど、そこは鈴木浩介さん、春海四方さん、片桐はいりさんなど頼りになる先輩がたくさんいるので救われてます。先輩方に助けていただきながら、僕は楽しく自由にやらせてもらっている感じです。

現場で印象的だった出来事はありますか?

“普通過ぎる”という理由でNGを出してしまったことがあります(笑)。エリーさんの発言の後に「(次のゲームに)すぐ行くのかよ!」というセリフがあったんですが、つい普通に「すぐ?」と言ってしまって…。「普通じゃん!」ってツッコミをされてNGでした(笑)。

普通ではNGなんですね(笑)。

そうですね(笑)。川井に限らず、プレイヤーの振り切った感じが作品の魅力の1つだと思うので、そこは大事にしています。

川井タツヤはどのような人物だと思いますか?

川井は『ライアーゲーム エピソード0』(フジテレビOn Demandで配信中)で、スーツを着て訪問詐欺販売員をやってるんですね。本編に入る前にその撮影があったので、なんとなく役の雰囲気をつかんだつもりだったんです。それが本編の衣装合わせで、まったくわからなくなってしまって。一体、どういうヤツなんだと(笑)。さらに、この衣装や髪形を踏まえて、ある程度キャラクターをイメージしてみたんですが、現場に行ったら「視聴者が“なんで?”と思うことを代弁できるキャラにしたい」と言われ、ますます混乱しました(笑)。それでも今はなんとなくつかめてきました。よくセミファイナルまで残ったなと思うほどバカなヤツです。おそらくかなりの強運の持ち主で、僕の予想では運でここまで来たんだと思います(笑)。

衣装の着心地はいかがですか?

戦隊もののブルーになったような私服ですね(笑)。最初は驚きましたが、この世界観の中では滑稽に見えた方がいいのかなと納得しています。他のプレイヤーの衣装もかなり楽しみにしてましたが、大体みなさん上下で色がケンカしてるっていう、予想通りというか予想以上でした(笑)。最初にゲーム会場に12人集まった時はすごいなって思ったけど、人間ってだんだん慣れてくるんですね。今となっては違和感ありません(笑)。

演じるうえで意識されていることはありますか?

一応、代弁キャラを意識してはいるんですが、いかんせん僕も本当にわからないところがありまして…(笑)。ただ、自分のわからないと思う部分は視聴者の方も同じだと思うので、そこは大事にしています。そこに少しイケイケというか、オラオラな感じを出すようにしています。

もし、招待状が届いたら姜さんはゲームに参加しますか?

やりません。少しは挑戦したい気持ちもありますが、負けた時のリスクが大きすぎて手が出せません。エリーさんたちのようにモニターでゲームの様子を見ているくらいがいいかもしれません。

人を騙して大金を得るという“ライアーゲーム”をどう思いますか?

人間の裏というか汚い部分が見えてしまう、怖いゲームですね。それが人間らしいとうか、シビアな考え方でいえばリアルな姿なのかもしれないとも思います。もちろん、直ちゃんのような真っ直ぐな人間もリアルで、そこは救いだなと感じます。

参加することになった場合、参加者と協力して引き分けに持ち込む神崎直タイプと、やるからには勝ちにいく秋山深一タイプ、自分はどちらだと思いますか?

みんなと協力して0になるか、騙してプラスになるか、ですよね。0かプラスだったら、もちろんプラスがいいんですけど、騙すのはイヤなんですよね。みんなで乗り越えてプラスで終わる方法を探すと思います。

姜さんが感じる「ライアーゲーム」の魅力とは?

難解なゲームをいかに解読していくかももちろんですが、そのゲームに翻弄されている個性の強いプレイヤーたちのやりとりも魅力ですね。誰と誰が仲間で、誰を騙しているのか、さらに本当の黒幕は誰なのかなど、先の見えない展開を謎解きしながら楽しんでもらえたらと思います。