#370 日本精神2007.08.13 O.A.
あいのり  安くておいしい屋台がひしめくグルメ天国台湾を旅するラブワゴン。
 この日、あるニュースが飛び込んできた。
 台湾で一番の発行部数を誇る新聞『ピンクォー日報』の朝刊紙面になんと!あいのりの記事が!
 台湾を旅するラブワゴンとメンバーの様子が紙面を大きく割いて伝えられていた。
 そして朝早くからラブワゴンには・・・
ねこ「お〜〜〜!」
 台湾のあいのりファンが殺到。
グラさん「どうも どうも どうも」
「アリガトウ」
グラさんモリケンモリケンに」
 なぜかスタッフも大人気。
 手作りクッキーを渡されるカメラマン。
あいのり  30分後。
ねこ「集まり過ぎじゃない?」
モリケン「すごいなぁ」
 新聞の影響かあっという間に、たくさんのファンに取り囲まれてしまった。
 そんな見物客の中に一人のおっちゃんを発見!
くぅモリケンしか見てないよあのおじさん」
モリケン「嘘や 俺じゃないって」
鉄平モリケンしか見てない モリケンに恋してる」
くぅ「あはははは」
鉄平「ピースしてる」
 混乱を避けるため、ラブワゴンは移動。
 しかし一つ目の信号で・・・
廣江「まだいる!まだいる!」
鉄平「おっちゃん また来たんだ」
 さらに、次の信号。
グラさんモリケンモリケンモリケン モリケン 左!左!」
モリケン「もう!」
鉄平「おっちゃんしつけーよ!」
 なんとかおっちゃんから逃げ切ったラブワゴン。
あいのり 鉄平「若者多いね この辺り」
 やって来たのは西門町。
 日本で言えば原宿のような若者の街だ。
 ようやくワゴンを降りて街を散歩する7人。
 そんな中・・・
廣江「財布見に行こうや」
 デザイナーの廣江がヤングマンモリケンを誘った!
モリケン「俺の中で何かしらに魅力を感じたわけね」
 このモリケンの言葉で廣江は前向きになることが出来た。
 二人が入ったのは雑貨屋さん。
 金庫番モリケンの為に廣江は財布を選ぶ。
モリケン「これか これ・・・でも これもありやな じゃんけん対決しとく?」
廣江「オッケー」
モリケン「最初はグー ジャンケン ポン!」
廣江「ふふふ」
モリケン「これで」
廣江「これで」
モリケン「えーでも これもいいなぁ」
廣江「違う待って違う 私がじゃんけん強いだけじゃないの?」
廣江の日記“モリケンと顔をくしゃくしゃにして笑ってしゃべっていると楽しい!”
あいのり  その夜。
 ホテルでは縫い物をする廣江の姿が・・・
 モリケンに選んだ財布にヒモをつけていた。
あいのり  翌日。
廣江「さあ皆さん おはようございます」
メンバー「おはようございまーす」
 廣江モリケンの隣に座り財布を渡した。
モリケン「あっす あざーっす」
廣江「あざっす」
モリケン「ちぎれんやろ?」
廣江「けっこう頑丈につけた たぶん」
 するとモリケンがある事に気付いた
モリケン「今日化粧濃くない?」
廣江「あははは そうやねん はははは はははは まぁ」
モリケン「まぁ まぁ」
廣江「まぁ まぁ まぁ」
あいのり  その夜。
 ドライバーの林さんが連れてきてくれたのは・・・
林さん「ここは台北で一番賑やかな場所です」
廣江「わぁ」
 ここは無数の屋台がひしめき合う台湾名物『夜市』。
モリケン「ヤバイ ヤバイ」
廣江「うわー ははは」
ポチ「なんか お祭りみたいな感じなってる」
廣江「ね」
ポチ「毎日こんなんなのかな」
くぅ「たこ焼き〜!」
廣江「たこ焼き〜!」
くぅポチポチ!たこ焼きだよ!」
廣江「たこ焼きやん」
ポチ「ホンマや すげぇ」
 夜市には、食べ物はもちろんのことカバンから洋服、そして顔のうぶ毛抜きまでありとあらゆる物があふれている。
モリケン「やべぇ ヘビおる!ヘビおる!ヘビおる!」
くぅ「わぁー!」
 すると、
店員「おいでおいで」
モリケン「ペットショップ」
 ペット繋がりで犠牲者はポチに決定!!
 ポチと言えば・・・仕草がとっても女の子っぽい男の子。
ポチ「ちょう待って もうホンマありえへん キィィィィィィ〜 ちょう待って ヘル・・・ヘルプミー ヘルプミー!ちょう待って!待って!待って!待って!」
 ようやくヘビから開放されたポチは・・・
モリケン「(腕を)なんでクロスさせるの?」
あいのり  もちろん、夜ご飯は屋台。
 出てきたのは台湾屋台の定番『魯肉飯(ルーローファン)』。
 アツアツのご飯に豚の甘辛煮をかけ、かき込むのが台湾流。
モリケン「めっちゃうまくねぇ?」
くぅ「ほんとうまいんだけど」
鉄平「『つゆだく』とかありゃいいのにな」
 そして今日のメインディッシュは・・・
グラさん「来た!来た!来た!待ってました!」
くぅ「い〜や〜」
 なんと、カエルさんの姿煮!
くぅ「おぉう・・・」
 採れたてのカエルを塩味で煮込むだけ。
 シンプルな料理法がカエル本来の味を最大限に引き出してくれる精力増強にも効果絶大!
鉄平「なんでこんなのあんの?」
廣江「皮ちょっと剥けてきよるで」
くぅ「いや〜!いや〜!」
廣江「あかん」
 そんな中グラさんは食べまくる。
くぅ「でもさ 中のお肉おいしそうだよ」
グラさん「うまい!」
鉄平「またいく 豪快!」
グラさん「あ〜ん うんまい これ」
 あっという間に5匹完食。
あいのり  その夜遅く。
 たっぷりとカエルで精がついちゃったグラサンが、くぅを呼び出した。
くぅ「お邪魔します」
グラさん「はい」
くぅ「おいっしょ ふぅ」
グラさん「おいっす」
 するといきなりグラさん
グラサン「結婚したら子供は何人欲しい人?」
くぅ「2人・・・」
グラさん「2人」
くぅ「無難」
グラさん「性別は?」
くぅ「男女」
グラさん「男女だ」
くぅ「うん」
グラさん「そうかぁ ふふっ 照れんなぁ」
くぅ「ね〜」
グラさん「もっとたくさん くぅのことを知っていこうと思ってる」
くぅ「光栄です」
グラさん「じゃあ・・・行くわ じゃあゆっくり休んでね おやすみ」
くぅ「おやすみ」
 すっかりご機嫌のグラさんであった・・・このときまでは・・・。
あいのり  この日メンバーが向かったのは台北から1時間の場所にある『大渓』。
 やってきたのはとある公園。
 すると・・・
モリケン「燈籠だ」
グラさん「てかなんか日本ぽい感じの」
鉄平「えっ?なんで日本の神社がここにあるの?」
林さん「ここは昔日本人が造った神社があった場所 その後中国人に壊されて 今これしか残っていない」
 さらに奥に進むと日本式の木造の古い建物。
 そして瓦屋根。
 すると・・・
おばあさん「こんにちは」
メンバー「こんにちは」
おばあさん「日本の方ですか?」
メンバー「はい」
 一人のおばあさんが日本語で話しかけてきた。
 実はこれまでも「コンバンワ」「オソナエモノ」たくさんの日本語をしゃべる台湾の人たちと出会ってきた。
グラさん「日本の方なんですか?」
おばあさん「いいえ 台湾人です」
モリケン「台湾の方で」
おばあさん「はい はい」
 しかし、
おばあさん「私は李という者で日本の名前は樺島です 日本人大好きです 今でも心の中では日本人だと思っています」
 自分のことを日本人だと思っているというおばあさん。
 これは一体、どういう事なのか?
あいのり 〜あいのり講座・日本人大好き台湾の謎〜

 19世紀末、日本は日清戦争に勝利。
 清の領土であった台湾の統治権を得た。
 これ以降およそ50年間台湾は日本の植民地となったのだ。
 日本がとったのは同化政策。
 つまり台湾を完全に日本化しようとする政策である。
 台湾人の名字も日本名に。教育も日本語で行い、台湾人を日本人にしようとした。
 さらに、生活のレベルを日本と同じにするため様々なインフラを整備した。
 台湾の南北を結ぶ縦断鉄道を建設、広い道路を造り上下水道を街中に整え大きな病院も造った。
 それらは当時の日本よりも優れた設備だった。
 当時貧しさと闘っていた台湾の人たちの生活はどんどん改善されていった。
 日本の取った同化政策が結果的に台湾を豊かにしたのだ。

 李さん「日本人の方はね台湾に来て いろいろ建設しましたよ みんな日本のおかげですよ 日本(時代)の時は日本の正月迎えます 玄関の前にね 門松を立てて」
モリケン「あぁ 今も」
李「今もある?そしてあの国旗も掲げます」

 当時の中国は二つに割れていた。
 毛沢東率いる共産党と蒋介石率いる国民党。
 毛沢東の勢力に負けた蒋介石は大陸中国を追われ台湾を統治。
 遅れること26年、1971年に国連が大陸中国の加盟を承認し、アメリカや日本も賛成。
 これに納得のいかない台湾は国連から脱退。
 このとき以来台湾は、国際的に孤立してしまった。
 ただし1993年以来、台湾は国連加盟に向け、精力的に努力している。
 しかしその後台湾は、めざましい経済発展を遂げた。
 その礎を築いたのは日本だと考えているため台湾には親日的な人が多いのである。

モリケン「日本人に対する恨みは何もない?」
李さん「ないです 皆日本慕ってますよ あの恨んでないですよ」
ねこ「自分は日本人?それとも台湾人?中国人?どの国?」
李さん「みんな今はね中国人とは思わない台湾人 だけど心の中ではまだ日本人みたいですよ みたいに思っています みんな日本時代はもうとても教育も受けてよく教えてくれた 日本精神をね みなさん日本精神わかる?日本精神というのは義理堅い 真面目 勤勉であって 台湾人は日本人よりも日本精神を守っているそうです」
メンバー「ははは」
李さん「日本を大事にしてください 私達の好きな日本をね そして日本と台湾の架け橋の新しい方になってください」
モリケン「はい」
李さん「私もとても期待しています やっぱり日本人が好きだから・・・」

 日本人以上に日本を大切にしている台湾の人達。
 日本が承認している世界の国は191カ国。
 その中に台湾は入っていない・・・
(李さんの発言した内容は個人的なものであり、台湾の人すべてを代表するものではありません)
あいのり  ここまでの相関図は・・・
 デザイナー廣江がヤングマンモリケンに。
 グラさんはフルート美人くぅへ突っ走る。
あいのり  その夜。
 くぅの隣りにグラさん
グラさん「若い頃は吹奏楽やってたんだっけ?」
くぅ「そう よく覚えてるね さっきチラッと話したこと」
グラさん「チラッと話した事をね ちょっと頑張って思い出した」
くぅ「いっぱいやって 歌も習ってダンスも習ってお芝居もやって」
グラさん「お〜すげぇ なんか色々やってんね」
くぅ「そうね 何事も経験」
 するとグラさんが、
グラさん「俺やりたい事やりっ放しだから そろそろまずいかなって思うけどね」
くぅ「でもいいと思うよ 男の人は全然30代近くなっても企業起こしたりする人もいるしね なんでもできるでしょ ってたかが21に言われてもだけど」
グラさん「でも30まではちょっとやりたい事やろうかなとか思って」
くぅ「良い良い そのくらいの人の方がかっこいいって なんか仕事にとらわれるより」
グラさん「良いこと言うなぁ うん」
あいのり  翌日。
 廣江モリケンを誘った
モリケン「ってか どういうさ デザインしとんの?こんなようなやつみたいな」
廣江「デザイナーっていうより クリエイション」
モリケン「はん?」
廣江「クリエイション」
モリケン「何?デザインをしとるわけではないの?」
廣江「いや デザインをする所 する方 どっちかって言ったら・・・いやーそんな言え・・・言えへんそんな 軽々しく言えへん」
モリケン「それはめちゃめちゃけっこう強く思っとることなの?」
廣江「それはする」
モリケン「する?」
廣江「していく」
モリケン「おっ これ中入っていけばいいよな」
廣江「生き方 生き方」
モリケン「生き方?あたしの生き方」
廣江「あだしの生き方」
モリケン「あだしの生き方 それ」
モリケン“なん・・・なんか意味分からない返事ばっかりなんですよ 廣江は 分かりにくい感じ なんか”
あいのり  翌日。
 台北の公園にやってきた7人。
 しかし、この公園で恋が新たな展開を迎えようとしていた。
 そんな中、二人きりになったのは・・・モリケンくぅだ!
モリケン「初め・・・てやね 2人でな」
くぅ「初めてだよぉ!そうだよぉ!深く話したことないし」
 モリケンは自分の恋愛観を話し始めた。
モリケン「(俺は)全然束縛しん人なんやて」
くぅ「しないの?」
モリケン「しないの 携帯も見ないし ってかそれ以前に友達と遊ぶのがすごい好きやでさー 俺 結婚するまではでもまぁ決めるのもおかしいんやけど 女より友達の方が大事なんやて」
くぅ「へぇ」
モリケン「で 俺も俺でやりたいことやるし向こうは向こうでやりたいことやって で たまに会って・・・みたいな方が好きでさ」
くぅ「でも 私すごい分かるんだけど」
モリケン「何が?」
くぅ「あのね 自由にして 束縛もされずに自分のやりたいことやるんだけど 私も」
モリケン「うん」
くぅ「会える時に会えばいいから」
モリケン「そうそうそうそう」
くぅ「忙しかったら別に月イチでも全然いいし」
モリケン「なんかさー毎日会わな嫌とかさ 毎日連絡取らんと嫌っていう子おるやん?」
くぅ「そうね〜」
モリケン「俺 それが絶対無理でさー」
くぅくぅも絶対無理だよ」
モリケン「メールも嫌いやし」
 さらに・・・
くぅくぅも帰ったらやりたいこといっぱいあんだよね」
モリケン「うそ?」
くぅ「そう 歌を習いに行くのと まぁ趣味でいいんだけどダンスもやりたいし 料理教室も行きたいし 和太鼓も行きたいし」
モリケン「和太鼓はやりたい やりたい」
くぅ「和太鼓 太鼓やりたいの 太鼓かっこいいんだよ 絶対楽しいじゃん」
モリケン「絶対楽しい」
くぅ「楽しいじゃん!」
モリケン「絶対楽しい」
 意気投合するモリケンくぅ
 そんな二人をみていたのはグラさん
 グラさんの恋はまたしても終わってしまうのか?
あいのり
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