享保2年(1717) の火災後、文政2年(1819) には仮金堂が建てられました。この堂は近年解体されましたが、昭和50年(1975)に講堂跡に再び建立された仮金堂には、本尊の釈如来坐像、薬王・薬上菩立像、四天王像が安置されています。
現在、興福寺では平成22年に中金堂再建の立柱を予定しており、完成後に、いまは仮金堂安置の諸仏が移されることになっています。このうち釈

を除く各像が展示されますが、いずれも興福寺の鎌倉復興期の作で、四天王像は運慶の父康慶の作です。このほか注目の出品作品として、焼失した西金堂の旧本尊釈迦如来像の頭部と、その光背に付けられた化仏、飛天などがあります。
これらは最近見出された信頼のおける史料から、運慶の作と考えられるものです。