没後400年 特別展「長谷川等伯」 TOPへ
さぁ、いよいよ始まります。『国宝 松林図屏風』の凄さをこの目で確認しなければ!! by 編集長
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長谷川等伯 国宝 楓図壁貼付 文禄元年(1592)頃 京都・智積院蔵
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長谷川等伯 国宝 松に秋草図屏風 文禄元年(1592)頃 京都・智積院蔵
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長谷川等伯 重要文化財 仏涅槃図 慶長4年(1599) 京都・本法寺蔵

2010年は、桃山絵画の巨匠、 長谷川等伯(1539〜1610)の没後400年にあたります。 水墨画の最高峰 「松林図屏風」(国宝、東京国立博物館蔵)、金碧障壁画の至宝「楓図壁貼付」(国宝、京都・智績院蔵)などを描き、当時の画壇に君臨する狩野永徳をも脅かした絵師、等伯。
能登七尾(石川県)に生を受けた等伯は、はじめ「信春(のぶはる)」と名乗り主に仏画を描いて活躍、やがて30代で上洛すると仏画、肖像画、花鳥画など多岐にわたる画題を、時に精緻に、時に豪放に描きわけ、豊臣秀吉に重用される時代の寵児となりました。72歳で生涯を終えるまでに描いた作品は、今なお色褪せることなくみる者を魅了し続けます。
また、彼のたどった波乱万丈の生涯、残された人間味溢れるエピソードも、我々をひきつけてやみません。本展は、長谷川等伯の幅広い画業を網羅する大回顧展です。郷里七尾で「信春」と名乗った初期の作品から上洛後「等伯」と号して大徳寺をはじめ京都の名刹に 揮毫した数々の国宝、重要文化財まで一挙公開。桃山の鼓動を伝える作品群と、それを創出した等伯の人間ドラマを没後400年の節目の年にご紹介いたします。

《本展の特色》

1.史上最大にして最上の大回顧展です。
2.国宝3件、重要文化財約30件、重要美術品1件を含めた約80件の名品を一堂に紹介します。
3.国宝「松林図屏風」(東京国立博物館蔵)、国宝「楓図壁貼付」、国宝「松に秋草図屏風」(京都・智積院蔵)は東京、京都両会場ともに全期間公開します。
4.たて10m×よこ6mの迫力!巨大「仏涅槃図」(京都・本法寺蔵)を展示いたします。
5.もう一つの松林図「月夜松林図屏風」(個人蔵)を公開いたします。
6.「あっという間に終わってしまう!?」 東京25日間、京都27日間の‘超短期開催展’です。



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長谷川等伯 重文 烏鷺図屏風 17世紀 千葉・川村記念美術館蔵 後期陳列:3/9〜3/22
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長谷川等伯 月夜松林図屏風 17世紀 個人蔵
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■国宝「松林図屏風」その魅力と謎
みる人すべてを魅了する松林図屏風は、さまざまな謎に満ちた作品でもあります。その魅力とともに松林図がはらむいくつかの謎に迫ります。
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長谷川等伯 国宝 松林図屏風 16世紀 東京国立博物館蔵

【等伯の筆の技と構成力】

画面に近づくと後ずさりするような迫力の筆づかい。その荒々しい筆づかいが、遠くからみるとうっすらと浮かび上がる松林の情景を生み出しています。
四つほどの松林のグループが、緻密に計算されて配置されています。松が立ち並ぶ地面は、画面の外に伸びていき、ある位置に立つと、みる人が松林のなかにいるかのような感覚を得ることができます。
墨の濃淡と粗速の筆のタッチだけで、霞に包まれた松林の情景が表現されています。日本の水墨画の最高峰といわれる所以です。
【完成作か、下絵なのか】
通常屏風は、五枚位の紙を縦に継ぎ合せて一つの扇(屏風の折れ目と折れ目の間の面)の画面となります。その継ぎ目は、ふつう横一線に揃うように貼られていきます。しかし、松林図屏風では継ぎ目が乱れていることから、画面の紙は草稿用のものであり、この松林図は下絵ではないのかという意見が出されました。
【紙の質と墨の質】
紙はふつうの屏風絵のものより粗末であり、その点からも松林図屏風が下絵であるという仮説が補強されます。しかし、松を描く墨はつややかで、本画(完成作)に用いられるほどの最高級の質の墨が使われており、下絵と即断できません。
【どんな筆で描いたのか】
荒々しい松の葉を描いた道具がどのようなものであったか、よくわかっていません。連筆−筆を重ねたもの、藁をたばねて筆としたもの、あるいは筆先が固い蒔絵で使われる筆のようなもので描いたなど、さまざまな意見があります。
【どこを描いたのか】
等伯の故郷、能登半島の浜辺にある松林は、まさに松林図屏風の松林にみえます。等伯の心象風景が描かれたものなのでしょうか。しかしみる人によって、天橋立、三保の松原、さらにはその人自身の記憶の風景とリンクします。
【どこからみた風景なのか】
山頂に雪が積もる遠山の裾野からみた風景です。日本古来の松を描いた絵といえば浜松図で、画面の中央に水景色が広がるものが多いです。この絵に水辺はなく、つまり浜から松林をみた景色なのです。
【松林のある時間】
雪が積もる山が遠くに薄っすらと描かれている。季節は冬へと向かう晩秋でしょうか。それとも雪解けの春でしょうか。
朝靄がかかり、松林を流れる空気は冷たく感じられ、朝の情景のように感じられます。
【後から捺(お)された判子】
屏風に捺された印は、ほかの等伯の作品にみえるものとまったく違うものです。後代、誰かが画面に捺したものと考えられています。
【屏風の配置】
印が捺された位置を左右の隅に置くのが、屏風の一般的な配置方法であり、松林図屏風も通常、そのように展示されます。しかし、左右の屏風を入れ替えても、松林の情景は広がっていきます。

展覧会インフォメーション
 
会   場 =東京国立博物館
会   期 =2010年2月23日(火)〜3月22日(月・休)
開館時間 =9時30分〜17時 (入館は閉館の30分前まで) *金曜日は20時まで、土・日・祝日は18時まで
休 館 日 =月曜日 ただし3月22日(月・休)は開館
料   金 =一般1500円(1300円/1200円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)中学生以下無料
* ( )内は前売/20名以上の団体料金
* 障害者とその介護者一名は無料です。入館の際に障害者手帳などをご提示ください。

チケットはこちら = @電子チケットぴあ

主   催 =東京国立博物館、毎日新聞社、NHK、NHKプロモーション 
後   援 =文化庁 
特別協賛 =大塚家具
協   賛 =JR東海、大成建設、日本写真印刷、みずほ銀行
お問い合わせ電話 =03-5777-8600 (ハローダイヤル)
所 在 地 =東京都台東区上野公園13-9
【交通アクセス】
JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
【京都展】
2010年4月10日(土)〜5月9日(日)京都国立博物館

http://www.tohaku400th.jp/

 
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