番組・イベント最新情報「とれたてフジテレビ」
70年前、太平洋戦争勃発により兄弟は、一方は日本軍、
一方はアメリカ軍として敵同士となり戦場で相対することに…
更新日:2011/07/28
8月13日(土)21時~23時10分
はじめに
70年前、太平洋戦争開始により、ある家族が運命に翻弄され、バラバラに引き裂かれてしまった。人類史上、他に類を見ない激戦となった沖縄戦。血を分けた愛すべき兄弟が、弟は日本軍、兄はアメリカ軍として敵同士となり戦場にて相対することとなった。
弟は、敵国のアメリカ兵となった兄を拒んだ。
兄は、傷ついた弟を、愛する家族を助けたかった。
父は、裏切り者と呼ばれた息子を信じたかった。
母は、永遠に続く家族の絆を祈って、逝った。
2010年12月12日(日)14時~14時55分(関東ローカル)に放送された、ザ・ノンフィクション『沖縄 引き裂かれた兄弟~ヤンバルの森で何があったのか~』にて取り上げられた沖縄戦で敵同士となってしまった東江兄弟の真実の物語をドキュメンタリードラマとして、8月13日(土)21時~23時10分に土曜プレミアム 特別企画『最後の絆 沖縄 引き裂かれた兄弟 ~鉄血勤皇隊と日系アメリカ兵の真実~』を放送する。
主演は、戦争ドラマ初挑戦となる佐藤健。大家族の中で貧しくても苦しくても決して弱音を吐かず、兄弟想いの心優しい東江康治を演じる。そんな弟・康治を中学へ行かせるために、成績優秀にもかかわらず、進学をあきらめ、家族に仕送りもするために、父・盛長の頼みでアメリカへ移住する兄・盛勇/フランク東を要潤が演じる。12月に放送したザ・ノンフィクションにて番組ナビゲーターを務めた溝端淳平は、日系人アメリカ兵のゴロウを演じ、また違った角度から東江兄弟の真実の物語に触れることとなった。このほか、康治・盛勇の母・カマドを手塚理美、東江家の家長・盛長を大杉漣が演じる。
今から70年前、この国の誰しもが深い絶望のふちをさまよっていた。しかし、日本人はどんな逆境からも立ち上がってきたことを忘れてはならない。戦争を知る人も、体験したことのない世代の人たちにもこの東江家の絆の物語を通して、このような真実があったことをぜひ知ってほしい。
あらすじ
昭和19年10月10日の沖縄大空襲。この日を境に沖縄は激戦の地へと変貌し、中学生だった少年さえも、戦争へとかり出されていった。
16歳の少年・東江康治もまた、中学の学友たちと共に極秘部隊「鉄血勤皇隊」の少年兵として徴兵された。ある夜、突如として康治に招集命令が下った。まだあどけなさの残る息子が兵士となることに言いようもない不安を持つ父・盛長。なすすべもなくその頼りない背中を見送るしかなかったが、さらに盛長を苦しめる出来事が起きる。それは、8年前に出稼ぎのため渡米した兄・盛勇のことだった。優秀な学業成績だった盛勇は、家族の生活費を稼ぐため進学をあきらめて、単身アメリカに渡った。しかし、「アメリカ軍に徴兵された」という手紙を最後に、一切の音信は途絶えてしまう。なぜ兄・盛勇は、敵国のアメリカ兵になってしまったのか…! 父や兄弟たちには、その理由など知るすべもなかった。弟の康治にとって兄の事は、決して言えない秘密となった。
日ごとに悲惨の色を濃くする沖縄戦。他に戦いの方法を知らない少年兵たちは、爆弾を背負い戦車へと体当たりし、無残な死を遂げていった。アメリカ兵に次々と殺されていく康治の友人たち…。康治はアメリカへの憎悪を募らせていった。そして自らも致命的な銃創を負い、絶望の末、自らに銃を向けようとした…。
そんな時、康治のもとに、恐ろしい知らせが届いた…。兄・盛勇が、アメリカ兵となり、あろうことか沖縄に派兵されているというのだ!
実は、兄・盛勇は、ある極秘任務についていた。アメリカ軍の日本攻略の切り札「秘密部隊・日系暗号解読兵」…それは、極秘かつ重要任務だった。「アメリカに寝返った」と裏切り者の烙印を押された盛勇。それでも、父は、信じたかった。
「フランクは故郷に命がけで帰ってきた。敵と味方に分かれても俺たちは家族なんだ!」
避難していた山を下り、地雷の埋まるアメリカ軍の元へ、命をかけて向かう。愛する息子・盛勇の顔を一目見るために…。盛勇と再会した父は、真実を知ることになる。盛勇が、極秘任務の「日系情報兵」となった本当の目的は、ふるさと沖縄の弟を、家族を救出するためだったのだ。亡き母・カマドの言葉「命こそ宝(ぬちどぅたから)」何としても家族の命を守ることを盛勇は母に誓う。
しかし、弟は、友を殺したアメリカを憎み、アメリカ兵となった兄の姿に絶句する…。
血を分けた愛すべき兄弟が敵同士となって相対した緊迫の瞬間。
その時、兄弟は…、父は…
果たして、家族の絆を取り戻すことはできるのか!?
そして、終戦後-家族とともに沖縄で暮らし始めた兄・盛勇。しかし、沖縄に彼の居場所はなかった…アメリカに戻ることを決意した盛勇は弟・康治に英和辞書を手渡す。彼は、庭師としての生涯をおくる決意をした。一方、弟・康治は、その後、勉学の道に進み、琉球大学の学長を務めるまでになった。それは、兄の、そして死んでいった仲間たちの果たせなかった夢を受け継いだ人生だった。
コメント
企画:成田一樹
あの沖縄戦で、敵と味方に引き裂かれ、向き合った実在のご兄弟がいる。そして、まだ生きている…その事実を知り取材を開始したのが2年前のことでした。佐藤健さんには、実在の人物を演じるという大変難しい役どころを、きちんと受けとめていただけました。絶望のふちでも、再会を信じ生きることを決してあきらめなかった家族の思いを、佐藤さん演じる康治を通して感じていただければ幸いです。さらに、本番組を通じて、かつて日本人が家族の絆を糧に、敗戦という未曽有の苦難を乗り越えて、奇跡の復活を果たしたことを今一度思い起こしていただきたいと思います。
佐藤 健(東江康治)
鉄血勤皇隊という少年兵がいたことや、彼らが沖縄の戦場で戦ったという事実を初めて知ったとき、正直言って理解することができませんでした。
そこで、当時のことをもっと知りたいと思い、撮影前に沖縄の資料館に行きました。小さい子供が銃を持っている姿の写真には、強い衝撃を受けました。
この番組では、ドラマとドキュメンタリーを通して、沖縄での悲劇が近い過去にあったという事実を、そしてそんな状況から少しずつ日本は立ち上がってきたということを、とりわけ若い世代の方々に知ってもらいたいです。
東江康治さんより、番組に寄せてのメッセージ
家族とは血のつながり。親子、兄弟は、人間にとって、最も身近な存在です。しかし、戦争は、最も身近な家族さえも引き裂いてしまいます。私たち兄弟は、66年前の戦争で、兵士として戦いました。日本とアメリカ、二つの国のはざまでつらい体験をしました。
あの戦争では、沖縄だけでなく、多くの日本の国民が親しい人たちを戦場で失いました。今年、東日本大震災が起きましたが、戦争や災害が、人を選ばず、悲しみや苦しみに追いやるという点では似ているかもしれません。
私たちの体験が今回、このような形で番組となりますが、戦争は二度と起してはならない、そして平和がいかに大事かということに思いをいたしてもらえればと思います。平和に徹した国になってほしい。大きな目標を持って、心を一つに。そう願っています。
番組概要
タイトル
土曜プレミアム
終戦記念特番
『最後の絆 沖縄 引き裂かれた兄弟 ~鉄血勤皇隊と日系アメリカ兵の真実~』
放送日時
2011年8月13日(土)21時~23時10分
キャスト
【東江家】
東江康治 … 佐藤 健
東江盛勇 … 要 潤
東江平之 … 今井悠貴
東江カマド … 手塚理美
東江盛長 … 大杉 漣
【鉄血勤皇隊】
平良 清 … 長田成哉
山入端勝 … 中村倫也
新垣 猛 … 桝澤貴彦
【日系アメリカ兵】
ゴロウ … 溝端淳平 (特別出演)
ヨウスケ … 賀来賢人
ハセガワ … 中野裕太
スタッフ
- 演出
- 西浦正記(FCC)
大川卓弥(ジン・ネット) - 脚本
- ひかわかよ
鈴木 智 - 企画
- 立松嗣章
成田一樹 - プロデューサー
- 森 憲一
中山ケイ子(FCC)
西田治彦(ジン・ネット) - 制作
- フジテレビ
- 制作協力
- FCC
ジン・ネット
2011年7月13日発行「パブペパNo.11-162」 フジテレビ広報部 ※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。

