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「第23回フジテレビヤングシナリオ大賞」受賞作決定!
大賞に選ばれたのは、宮本陽介さんの『君は空を見てるか』

更新日:2011/11/17

「第23回フジテレビヤングシナリオ大賞」発表会見レポート

大賞  『君は空を見てるか』  (宮本陽介さん)
佳作  『うなぎを拾ったら』  (寺田大作さん)
佳作  『彼女は私たちの親友』  (折笠雄一さん)
佳作  『欠陥住宅』  (岡田道尚さん)

『君は空を見てるか』映像化して放送予定

 これまで坂元裕二、野島伸司、水橋文美江、橋部敦子、浅野妙子といった多くの脚本家を輩出してきた「フジテレビヤングシナリオ大賞」。“実践”を目的にして設立した賞だけに、受賞者はプロの脚本家として次々とデビューを飾っている。近年の連続ドラマでも、『ライアーゲーム シーズン2』、『謎解きはディナーのあとで』の黒岩勉、『任侠ヘルパー』、『外交官 黒田康作』、『幸せになろうよ』の古家和尚、『流れ星』の臼田素子、『大切なことはすべて君が教えてくれた』の安達奈緒子ら、『ヤンシナ』出身者が目立つ。

 そしてこのたび、第23回の受賞者が決定し、授賞式が行われた。応募総数1,715編(前回2,286編)の中から大賞に選ばれたのは、宮本陽介さんの『君は空を見てるか』で、賞金500万円が進呈されたほか、佳作3編が選ばれ、賞金各100万円が進呈された。

 ドラマ制作センター部長・長部聡介は、「今回、受賞した方々と、我々ドラマ制作者が、まっさらの舞台でタッグを組んで、今までにない新しいドラマを制作していきたい」と意気込みを語った。
 審査にあたったプロデューサーの関口大介は、大賞の『君は空を見てるか』の受賞理由について「審査員全員の一致した意見として、非常にクオリティーが高く、明日からでも一緒にお仕事をさせていただきたいと思えるくらい即戦力な方。全体的な構成も素晴らしく、せりふ回し、キャラクター設定も良く書けていた」と語った。

 なお、大賞の『君は空を見てるか』は、今後映像化され放送される予定(放送日未定)となっている。

大賞 『君は空を見てるか』 宮本陽介 27歳 派遣社員 東京都在住

(受賞コメント)

この度は、大賞をいただきまして、本当に有り難う御座いました。
『君は空を見てるか』は、昨年の9月、10月ごろに、シナリオの仕事をするなかで、大きなチャンスに巡り会ったのですが、そのチャンスをつかめず、落ち込んでいた時に書いた作品です。
そのチャンスをつかめなくて良かったと言えるよう、この作品から頑張ろうと書いた作品ですので、今回大賞に選ばれて本当にうれしいです。これから仕事をしていくにあたっては、そういうタフさを大切にしていきたいと思っています。

(選考理由)

先を読ませる構成やいきいきとしたセリフなど、作品全体の完成度が高い。冤罪(えんざい)という重くなりがちなテーマの作品を、父娘の家族愛を織り交ぜながら明るいタッチに仕上げている。

(作品)

一人娘の美園(5)と、つましくも楽しく暮らす優一(43)。ある日、借金の取り立てに来た金融業者の男を殺害した容疑をかけられてしまう。冤罪(えんざい)を恐れた優一は娘とともに現場から逃げ出し、友人の弁護士・与田やスクープ目当てで優一にすり寄ってきた記者の井口を巻き込み、なんとか冤罪(えんざい)を逃れようと手をつくす。しかし、最後の望みも絶たれてしまう。「学校に行くこともできずに逃亡生活を送らせるのは美園のためにならない」と井口に説得された優一は自分の罪が晴れることを信じて出頭を決意する。娘を想う父と父を慕う娘を描いたハートフルな親子の物語。

佳作 『うなぎを拾ったら』 寺田大作 25歳 アルバイト 東京都在住

(選考理由)

大きな事件が起こるでもない淡々としたストーリー展開にも関わらず読ませる力がある。日常を描きながらもどこかファンタジーの世界を感じさせる独特の雰囲気が印象的な作品。

(作品)

小説家になる夢を諦め、定職に就かずに本屋でのアルバイトで食いつなぐ勇一(28)。勇一と付き合って5年になる美鈴(28)は煮え切らない勇一に愛想をつかし始めている。そんなある日、勇一が道端で一匹のうなぎを拾う。アパートの風呂場で呑気にうなぎを泳がせる勇一を見て美鈴は激怒しアパートを出て行ってしまう。一方、大事な商品であるうなぎを落としてしまったうなぎ屋の弟子・高木(19)は、一人前のうなぎ職人になる夢を諦めようとしていた。うなぎを拾った勇一、勇一に愛想をつかした美鈴、うなぎを落としてしまった高木の3人の運命が絶妙に交錯し動き出す。それぞれが人生の一歩を踏み出すまでの数日間を独特の世界観で描いた人間ドラマ。

佳作 『彼女は私たちの親友』 折笠雄一 25歳 派遣社員 神奈川県在住

(選考理由)

本筋はミステリーだが策のみに頼らず、各キャラクターを通して“人間”を描いている。作品全体の不完全さはあるものの、作者の可能性を感じさせる作品。

(作品)

優奈(17)、亜季、瑠璃、凛、ひかりは、仲のいい同級生5人組。ある日の夜、5人組の1人、ひかりが学校の屋上から何者かに突き落とされ死んでしまう。ひかりが死んだ夜、学校には偶然か必然かひかり以外の4人が居合わせていた。成績優秀で美人、皆の憧れの存在だったひかりに、仲良しではあったものの4人は何かしら複雑な思いを持っていた。誰がひかりを殺したのか…。それぞれの想いを手繰っていった先で思わぬ結末にたどり着く。誰もが持っている心の裏側を描いた人間ドラマ。

佳作 『欠陥住宅』 岡田道尚 30歳 ライター 神奈川県在住

(選考理由)

柱となる家族を描く中できちんと事件が起こり、程よくコメディの要素も取り込んでいて作品全体のバランスが上手い。要所要所のセリフがいい。

(作品)

家を買う為に身を粉にして働き、節約生活も厭わなかった淳一(45)、典子(43)、翔(10)の3人は、やっとの事で念願の新居を手に入れる。しかし、胸膨らませて入居した新居はとんでもない欠陥住宅だった。それでも家を直そうと前向きな淳一だったが、典子の浮気、翔への同級生からのイジメ…新居購入に邁進する家族の気持ちの裏に隠れていた家族の絆のほつれが露呈し、ついに淳一は離婚を決意する。しかし、家族の最後の日の翔の授業参観で、イジメを恐れずに欠陥住宅での3人の生活を面白おかしく書いた作文で皆の笑いを誘う翔の姿に心打たれた淳一は、簡単には直せるものではないとわかりながらも家族の再構築を決意する。健気に生きる家族を温かい目線で描いたホームドラマ。

参考

締切

2011年2月28日

応募総数

1,715編(前回2,286編)

男女人数の割合

男性
986人(前回 1,305人)
女性
726人(前回 971人)
不明
3人

平均年齢

全体
33.4歳(前回33.3歳)
男性 33.1歳(前回33.2歳)
女性 33.8歳(前回33.4歳)
最年少応募者
男性 14歳(前回14歳)
女性 13歳(前回13歳)
最年長応募者
男性 75歳(前回98歳)
女性 61歳(前回70歳)

2011年11月17日 フジテレビ広報部 ※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。

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