番組・イベント最新情報「とれたてフジテレビ」
東日本大震災発生前の2010年春から密着し続けている福島に住む一人の老人の生活『ザ・ノンフィクション600回記念』
更新日:2012/01/13
『ザ・ノンフィクション600回記念
老人と放射能~FUKUSHIMA~』
美しかった浪江町の風景がそこにはあった…。
1995年の番組放送開始から今年で17年…600回記念作品
第1章 1月15日(日)14時~14時55分
第2章 1月22日(日)14時~14時55分
番組は、東日本大震災が起こる1年前の2010年3月からおよそ400日間、福島県浪江町の山里に住む一人暮らしの老人の生活と、浪江町に住む人々を記録し続けてきた。山里に広がる四季折々の豊かな日本の原風景、小学校の子供たち、老人会、町のお祭り…。これらの映像は、二度と見るとことができない浪江町の姿である。
番組内容
東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故により、放射能汚染され、全町避難になった福島県浪江町。震災が発生する前、その山里に一人の老人と一匹の老犬が寄りそって暮らしていた。川本年邦さん、80歳。
田舎暮らしにあこがれ、12年前に東京から移住してきた。震災前まで彼は水は山から引き、煮炊きは山から拾ってきたまきを使い、自給自足の生活を送っていた。そんな川本さんの信条は、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」。20代のころから、毎年地元の小学校に本を寄付し、昔懐かしい映画や幻灯を上映し、子供たちを楽しませ続けてきた。
川本さんは「人に尽くさなければ、生きている価値はない」と、断言する。そんな善良な川本さんに次々と困難が襲いかかる…。
熱心に子供たちのための活動を続ける川本さん。しかし、家族からは理解されず、とうとう家族とほぼ絶縁状態になってしまう。
そんな川本さんをさらなる悲劇が襲う。川本さんは、子供たちや老人を楽しませる活動のために20年間コツコツ老後の資金をためてきた。しかし、福島へ移住後、その大切なお金は、詐欺師によって全額だまし取られてしまうのだ!!
一文無しになった川本さんに残されたのは、浪江町の山里だけ。しかし、その土地も放射能によって奪われてしまう。引き算だらけの人生…。しかし、どんな過酷な状況に置かれても、川本さんは人のために尽くすことをやめない。人は何があれば幸せなのか? 豊かな人生とは何か? その答えは、一人の老人の生き方から見えてくる…。
コメント
構成・演出・プロデューサー 東 正紀コメント
「リーマンショック以降の不況で、会社は倒産、リストラ、孤独死、自殺の急増。現代の日本は“引き算”の時代。人々は引き算される恐怖の中、日々暮らしている。そんな時、引き算され続けても、人のために尽くす老人の存在を知った。私たちは、この恐怖心から逃れるためには、どうすればいいのか知りたくて、川本さんの生活を1年間見つめることにした。一人の老人の無垢な魂。それは、東日本大震災後を生きる日本人が、自分の人生を見直す鏡になるのかもしれない」
味谷和哉チーフプロデューサー(情報制作局専任局次長)コメント
「“男が日曜の昼間に見る番組を!”という企画コンセプトで1995年に開始した当番組ですが、番組をずっと応援して下さる方々のおかげで、1月22日の放送で600回を迎えることとなりました。この16年間“視聴者目線で作ること”を大切に制作してきました。“ドキュメンタリーは客観であれ”と言いますが、それはまやかしだと思います。事実はねじ曲げずに、単に記録してまとめるのではなく、何を言いたいのかを明確にし、時には主観を入れて放送しているところが支持されているのかなと思います。
600回記念の作品『老人と放射能』が、ほかの震災の企画と一線を画すのは、本来“日本の春”という企画で震災が起こる1年前から福島県浪江町で取材を始めていた企画であるところです。老人は非常に奇特な方で、人のために尽くすのを信条としていましたが、お金をだまし取られ、すべてをなくしてしまい自然だけを頼りに暮らしていた時に、震災が起きてしまうということになります。使用しているカメラの特性もあり、すごく自然の映像がきれいです。あとで震災後の映像と重ね合わせるとこんな自然を失ってしてしまったのかと思いますし、日本人として何が大切か考える良い機会になると思います。この作品は、原発事故があって、こんな日本人がいたと後々人々の記憶に残る作品だと思います。僕はこの番組を、すべての日本人に捧げます」
番組概要
『ザ・ノンフィクション600回記念 老人と放射能~FUKUSHIMA~』
放送予定
第1章 1月15日(日)14時~14時55分
第2章 1月22日(日)14時~14時55分
(関東ローカル)
語り
スタッフ
- チーフプロデューサー
- 味谷和哉
- 構成・演出・プロデューサー
- 東 正紀(フォーティーズ)
- ディレクター
- 細田典加(フォーティーズ)
- 撮影
- 南 幸男
- 制作協力
- フォーティーズ
- 制作著作
- フジテレビ
2012年1月11日発行「パブペパNo.12-011」 フジテレビ広報部 ※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。

