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空を飛ぶように、華麗に水中を泳ぎまわるペンギン。 獲物を狙うホッキョクグマが、観客めがけて豪快にダイブする。 生き生きと躍動する動物たちの姿に、大きな歓声がわきあがる。 いまや日本一有名な動物園となった、北海道・旭山動物園。 しかし、10年ほど前までは、訪れる客も少なく、旭山動物園は廃園の危機に瀕していた。
1986年 ――― 飼育係兼獣医として、旭山動物園にやってきた坂内 禅(山口智充)は、寝てばかりで活気のない動物たち、そして閑散とした園内の様子にショックを受ける。「なんで動物を檻に閉じ込めるんですか!」と小野園長(津川雅彦)にも反発する日々が続く。 そんな坂内にベテラン飼育係の牧原(伊東四朗)は、小さな命を預ける。森で親を失い、保護された野生の子グマだった。幼い頃から動物好きで様々なペットを飼ってきた坂内は、早速子グマの世話をはじめる。しかし、数ヶ月たっても子グマはまったく坂内になつこうとはしない。人間に依存することなく、生きようとする子グマの姿に、坂内は“野生の命の気高さ”を初めて感じとっていく。 坂内に新たな情熱が生まれる一方で、客の入らない動物園は「金喰い虫」と批判にさらされていた。それでも、坂内ら飼育係たちと園長はあきらめることなく、夢を語り合い続けた。理想の動物園とは何なのか、動物たちのキラキラとした生命力や、驚くべく能力を見せる工夫はできないものか? そんな中、動物園の存続をゆるがす出来事は起きる。 坂内たちは、廃園の危機を乗り越え、“理想の動物園”を実現することができるのだろうか -----
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