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雨宮邦之(中居正広)は“就職氷河期”の真っ只中に3流大学を卒業し、とある企業で働いていたがこの不況の折り、職を失う。家からは今日もとんかつの匂いがただよっている。彼が最も苦手な油と肉が融合した香りだ。このまま仕事がなかったら、このとんかつ屋『とんくに』を継ぐしか生きる道はなくなってしまうのか!? 邦之は、それだけは避けたかった。しかし、この未曾有の大不況のなか、そう簡単に仕事はみつかりそうにない。
一方、邦之の住む町、春見区は雇用促進と少子化対策に頭を悩ませていた。区長の溝口静子(風吹ジュン)は、とりあえず形だけでもとばかりに若干名の臨時職員採用と、名ばかりの少子化対策チームの発足を決める。 臨時職員募集を知った邦之はすぐに飛びつく。意気込んで、面接に臨んだ邦之は、その時になって“既婚者であること”という採用条件があることを知る。邦之は、仕事を獲得したい一心で、結婚の予定がある、と嘘をついてしまった。無事就職は決定するものの、これが全ての始まりで…。
邦之の少子化対策課への初出勤の日がきた。面接試験で出会った初老の男性、桜田周五郎(橋爪功)や幼なじみの区役所職員、二瓶匠(谷原章介)の姿がありホッとする邦之。だが、伊藤勝(北村有起哉)と名乗るエリート風の男との出会いには緊張感が走る。
“採用されてしまえばこっちのもの”と思っていたが、いつの間にか“邦之結婚!”の噂が町に流れ、父親の雨宮邦夫(小日向文世)も大喜び。『とんくに』でバイトをする邦之の幼なじみで妹の様な存在の飛田春乃(上戸彩)も衝撃を隠せない。弟分の深澤茂(佐藤隆太)を中心に、地域をあげての大騒ぎとなってしまった。
その邦之に、茂が祝儀を渡す。大事なバイクを手放しての祝儀だと気づいた邦之は、茂に事の次第を打ち明けた。これは一大事と考え込む2人。その中で出た結論は、邦之が本当に結婚相手を探せば良いというものだった。
邦之は、しぶしぶ茂と一緒に人生最初の婚活パーティーに出席。と、そこに周五郎の姿もあるではないか。周五郎は、既婚と勘違いされての採用だったのだ。そこで、3人は気合いの入った女性参加者、村瀬優子(釈由美子)と出会う。さらに、そのパーティーの主催者は邦之の幼なじみ、高倉真琴(りょう)だった。
結婚への執着心なく参加していた邦之は、真琴に結婚は生半可な思いでは出来ないと言われてしまう。さらに、婚約者を紹介もしないことに腹を立てる邦夫からも、邦之が今存在するのはたくさんの奇跡が続いた結果なのだから、中途半端な・・・しまった。「奇跡」という言葉が邦之に強く響いたのだった。
邦之は続いて行われたアクア合コンに出席。そこでは、優子から真剣さが感じられないと言われてしまった。その言葉に、邦之は本気で婚活すると宣言する。
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