4夜連続ドラマ 卒うた

4夜連続 23時〜23時45分放送

ストーリー

ラジオのパーソナリティーになるのが夢で上京してきた立花仁美(長澤まさみ)。念願かない、充実した毎日を送っていたが、ある日、マネージャーの下村(安田顕)から、テレビのバラエティ番組のレギュラーが決まったため、ラジオの仕事は辞めてもらうと告げられる。かねてから「ラジオの仕事が好きなので、ラジオは続けさせて欲しい」と希望していた仁美にとって、この宣告はまさに青天霹靂。大きな衝撃を受ける。
ショックを隠しきれないまま疲れ切って帰宅すると、ふと、卒業アルバムが目に入る。思わず手にとって開いてみると、そこには仁美にヘッドロックをかけられている幼なじみの青木剛史(増田貴久)との写真が。なぜか、どっと涙が溢れる仁美。
そして仁美は突然の異動に割り切れない気持ちを抱いたまま、故郷へ帰る。まず足を向けたのは「青木米店」。剛史の実家だ。昔と全く変わらないそのたたずまいに安心し、ふと笑みがこぼれる。川原で「またゴールデンタイムのレギュラーが決まったので、今よりもっと休めなくなる」と語る仁美に、剛史は「ひとちゃんは本当にすごいなあ」と素直に感心、「やっぱり東京に行くと地元の人とは全然雰囲気が違うよね」と笑顔を向ける剛史に、「東京はいろんな人がいて大変」とつぶやく仁美。そんな彼女を、剛史は「・・・大変だね、東京は」と優しく労るのだった。
その日の夜、剛史の家で夕食をご馳走になっていると、剛史の母・初子が「東京で頑張って立派に夢を叶えている仁美ちゃんは本当に偉い。あんたも早く仕事を見つけて、仁美ちゃんみたいに立派になってよ」と剛史にハッパをかける。一瞬キョトンとする仁美に、初子は「近くに大型スーパーが出来てお客さんを取られるようになったので、来月でこの店を畳むことにしたのよ」と打ち明ける。ショックを受け、何とか店を続けて欲しいと頼む仁美に、剛史は「昔とはもう違う。ここだって変わっていくんだよ。いつまでも変わらないものなんてないだろ」と言い放つのだった。その剛史の言葉に、仁美は「変わっちゃいけないもの、変わってほしくないものだってある」と反発、そして、「東京なんて疲れるだけだから、私、こっちに戻ってきて、地方局でラジオの仕事に就こうかな」と言い出す。
ラジオの仕事ができない以上、東京にこだわる理由はないとまで断言する仁美に、剛史はある決意を固め―。