東京マラソン取材記者ブログ


密着!奄美大島合宿での一日【藤田敦史】

2009年3月18日(水)

藤田敦史

AM5:55 朝練習
マラソンランナーの朝は早い。
日が昇る前の、まだあたりが真っ暗なうちに、
奄美大島・名瀬港のすぐそばにあるホテルのロビーに、
藤田敦史選手が姿を見せた。
もちろん、眠たそうな様子など、全くない。
すぐに外に出て準備体操を10分ほどしたあと、
暗い街の中へ走り出す。

時計を見ると、
前日に福嶋監督から聞いていた予定よりも10分ほど早い。
僕たち取材スタッフも慌てて準備をし、車であとを追った。
しかし、予想以上に藤田選手のジョギングは速かった。
出遅れている間に、姿を見失ってしまったのだ。
「これは、まずい。走っているところの撮影ができない。」と焦って探すこと30分。
やっとの思いで、トンネルの中を走っている藤田選手を発見!
車で追いかけながら見守った。

結局、藤田選手は1時間ほど走った。
しかし、戻ってきた姿をよく見ると、ほとんど汗をかいていない。
これくらいのジョグは藤田選手にとってみれば、まさに朝飯前なのかもしれない。

AM7:30 朝食
名瀬港が見渡せるホテルの10階で朝食。
奄美大島っぽい(?)ゴーヤチャンプルーに、焼き魚、納豆など。
走っていない僕には豪華すぎるくらいの、しっかりとしたバランスのとれた朝食だった。

AM10:15 午前練習
午前中の練習を行う場所へ出発。
ホテルから車で30分ほどの海沿いの道路に、1kmごとの目印をつけたコースがあった。
この日の天気は雨がぎりぎり降っていないくらいの曇りだったが、
スタート時点で気温23℃、湿度55%。
東京では雪が降った日だったのに、同じ日本とは思えないほどの暖かさ。
けがへの不安も軽くなるので、富士通の拠点である千葉県の寒さを考慮して、
予定よりも合宿期間を延長することが決まっていた。

到着後、40分ほどかけてしっかりとウォームアップ。
そしていよいよ、この日のメインとなる、
5km・3km・2kmのスピード練習が始まった。
取材クルーは車で先回りしながら撮影。
しかし、スピード練習だけあって、本当に速い。
間にリカバリーの時間をとっているのだが、
それを含めても、トータル10kmで、40分かからずに終わってしまった。

山口祥太・藤田敦史

今回の合宿には、
富士通の後輩・山口祥太選手が
練習パートナーとしてついてきている。
メインのあとは、二人で談笑しながら4km走ってクールダウン。
ジョギングとはいえ、
走りながら息も切らさず普通に会話しているのに、驚かされた。


藤田敦史

走り終わったあとには、
何気なく着替えはじめた藤田選手を見て、さらにびっくり。
マラソンランナーは、脱いだら、すごいんです。
ムダな脂肪が全くなく、引き締まった体。
最近、器具を使った筋力トレーニングをとりいれたことで、
ユニフォームでいうとワンサイズ分、
筋肉がついて体が大きくなったと教えてくれた。


PM13:30 昼食
藤田選手は、ホテルに戻って昼食。
取材クルーは、奄美大島名物の鶏飯を食べに行く。
以前、藤田選手がブログで紹介していたこともある、「ひさ倉」というお店。
評判どおりの美味だった。
しかし、僕は走ってないのに、こんなに食べていいのだろうか…。

PM15:00 体のケア(1)
食事のあと、福嶋監督の車で病院へ。
心配しないで下さい。けがではありません。
学生のころから貧血になりやすいという藤田選手は、
血液検査で早めにチェック。
大会が近いということで、慎重に体の状態を確認する。
体調を万全にするためには労を惜しまないところが、
トップ選手でいられる理由の一つ。

藤田敦史

PM17:15 体のケア(2)
病院から帰ってくると、
合宿に同行しているトレーナーの部屋でマッサージ。
合宿中は、毎日やってもらっている。
年齢とともに回復力も遅くなっていて、
アフターケアをしっかりしないと、けがにつながるので、
自然と体には気を遣うようになったとのことだった。

PM19:00 夕食
取材は、飛行機の都合で、マッサージまでで終了。
奄美大島から羽田空港に帰る便は、1日1本、19時発しかないので…。
藤田選手は、夕食もホテルでとる予定になっていました。

福嶋監督が、藤田選手のことを、
「競技に対する思いは、非常にレベル的には高くて、
生活もすべて、陸上中心にきちっとやっている。
ほんとにマラソンに向いているタイプの選手だと思います。」

と評価していたとおり、一日密着しただけでも、
意識の高さが随所で見られた。
不規則な生活ばかりの僕たちスタッフには、
見習わなければいけないところがたくさんあった。
でも、そうは言っても、なかなか実践できそうにない。
単純な感想だけれど、
やっぱり、マラソン選手は、すごい。

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