3月7日(日)@愛媛・松山
今回は土佐礼子選手の取材のため、愛媛県・松山市を訪れました。
土佐選手は昨年末から、生活の拠点を郷里松山に移しました。
チームを離れ夫の村井啓一さんと二人三脚。ご家族にも助けてもらいながら、
村井さん曰くまさに「手作り環境」で今回東京マラソンに挑みます。

今日はレース本番前、最後の20km距離走。
松山の坊ちゃんスタジアムのすぐそばにある重信川河川敷で行われました。
ここは一般ランナーの方々もたくさん走る、のどかな河川敷。
松山で距離走をできるところはここしかないそうで、
決してトップランナーの土佐礼子選手にとって理想の練習環境ではありません。
しかし、競技生活で今回はじめて
「今の環境での最善」を目指し、
「不安」と「楽しみ」の両面を感じているようです。
天気は晴れ、気温も東京に比べると高めです。
しかし今日の松山はとにかく風が強い。
「最後の距離走なので自信を付けたい」土佐選手でしたが、
少し走りにくい状況となりました。
いよいよスタート。
毎日見守る夫が最後の距離走に
「緊張する〜」
と言いました。
レース前最後の大事なポイント練習。
取材する私にも緊張が伝わります。
練習はほぼ予定通り、ちょっと早めのペースで終えることが出来ました。
ご本人も以前よりは手ごたえを感じたようでした。
しかし風の影響で、不満げな表情を浮かべる土佐選手に村井さんは言います。
(村井)「東京も後半風邪が強いから今日はいい練習になった!」
(土佐)「ええ〜」
ふたりは笑い合います。
当たり前ですが、練習中は真剣そのもの。
コーチと選手という関係です。
しかし、終わるとすぐにあのラブラブな夫婦に戻ります。
お二人のこのギャップ。本当にたまりません。
お二人は口をそろえて言います。
(村井) 「もう走りだしたら愛だ恋だは関係ないですから」
(土佐) 「ないない絶対ない(笑)」
(村井) 「それは声を大にして言いたいね」
(土佐) 「はい、もう走り始めたら・・ねえ(笑)
(村井) 「走り出したら一人なんで」
ご主人を思って走ったり・・は?
(村井) 「ないね」
(土佐) 「助けてよって感じですかね(笑)走ってよって感じですけど、
助けてもらえないので」
(村井) 「助けれないんで、足は引っ張りますけどね(笑)」
この素敵なやりとりを聞いて、逆に私は感じてしまいました。
土佐選手はきっとご主人の「愛」を常に感じながら走っているのではないかと。
当たり前にあるものだから、ないように感じるのでしょうか???
でも…
東京マラソンでは、「愛」も「恋」もたっぷり感じて
フィニッシュ地点で待つ村井さんに飛び込んでもらいたいです。

