女子シングル
浅田真央
2月の四大陸フィギュアで3位に終わり、その後モスクワへ。タチアナ・タラソワコーチの元で最後の調整を行った。ポイントは四大陸でもミスが出たショートプログラム。特にコンビネーションジャンプを重点的に強化した。本人曰く、「まずはショートでしっかりと」連覇がかかる世界選手権に向けては「優勝したい気持ちもあるけれど、まずはベストの演技を世界の人たちに見せるつもりでやる」。ショート・フリーを完璧に揃える演技がまだ無い今季。去年の世界選手権もトリプルアクセル転倒から脅威の建て直しを見せて金メダルを手にした。連覇はぜひ“パーフェクトな浅田真央”で獲得したい。
村主章枝
四大陸からアメリカで練習し、帰国せずにLAに入る。来年、自身3度目となるオリンピック出場に向けて「私に落とせる試合はひとつも無い」という状況は変わらない。しかしアメリカでの世界選手権は前回行われた2003年ワシントン大会で銅メダルを獲得した演技のいい場所。本人曰く「前回は観客の盛り上がりでプッツンしそうだった。でもあの雰囲気は楽しいしああいう場所でできることはスケーターとして幸せ」。世界最大のフィギュア王国・アメリカ。その場を味わいながらベテランが本当の復活を狙う。
安藤美姫
四大陸フィギュアには出場せず調整を続けた。その間、モロゾフコーチ不在の時期も長かったが、自分なりに演技に工夫を加えたという。オリンピックまでの1年に向けて「前回のトリノは出れるだけで嬉しかったが今回はもっとしっかりした気持ち。だからこそ悔いのない1年を過ごしたい」という安藤。4年前はプレッシャーに押しつぶされた五輪シーズンだったが、精神的な成長を果たした。「今回は五輪の代表枠3を自分で獲りにいく」と熱く語った。
男子シングル
織田信成
世界選手権は2年ぶりの出場。自己最高は2006年大会の4位、今回はメダル獲得を目指す。四大陸フィギュアでは4位に終わったが、「4回転ジャンプなど色々考えすぎて悪い方向に出た。世界選手権ではそれを力に変えられるようにしたい」という織田。高橋大輔不在の中でオリンピック出場3枠を獲るためにも彼の力は大きい。
「オリンピックを考えればこの世界選手権は本当に重要な大会。4回転を決めて自己最高の順位を更新したい」と金メダルを目指す。
小塚崇彦
前回初出場で8位。その経験が「大きな自信になった」という。その言葉どおり今季は躍進。世界のトップスケーターの仲間入りを果たした小塚。四大陸で3位表彰台も、日本の若きエースは嬉しい顔を少しも見せなかった。その目線はもっと上を向いている。
最大の目標はやはり「五輪3枠を必ず獲りたい。そのために“自信”が大きな意味をもってくると思う」とこの大会での意気込みを語った。
無良崇人
初めての世界選手権代表をつかんだ18歳。高さのあるトリプルアクセルは世界に誇れる大きな武器。昨年12月の全日本ではそのトリプルアクセルに失敗、しかし後半で演技変更しトリプルアクセルに再びトライ、意地で成功させ、初の世界選手権への切符をもぎ取った。ジュニア時代から注目されていた存在だったが、ようやく殻を破り世界へと第一歩を踏み出す。
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