代表落選の悔しさを力に変えた荒木絵里香と佐野優子。「個人からチームのために」また一つ成長した彼女たちの奮闘が五輪を手繰り寄せる
写真提供・月刊バレーボール
5月19日、ロンドン五輪の出場権を得るための最後のチャンス、ロンドン五輪世界最終予選が開幕する。女子大会は、アジア以外の地域から、世界ランキング6位のセルビア、7位のロシア、10位のキューバという、五輪本番でメダル争いをしてもおかしくない強豪が参戦する。その中で、日本の眞鍋政義監督は、五輪出場権獲得はもちろん、五輪でメダルを獲るためのステップとして、この大会での1位通過を目標に掲げている。
今年4月に全日本合宿がスタートした時、主将の荒木絵里香とリベロの佐野優子が同じ言葉を口にしていた。
「4年前の北京は、ただ自分がオリンピックに行きたい、自分のために頑張ろうというオリンピックだった。でも今は、本当にチームの力になりたいという思いの方が強いです」
大阪府生まれ。大学卒業後、広告会社にコピーライターとして勤務したのち、フリーのスポーツライターに。バレーボール、野球を中心に活動中。『Number』(文藝春秋)、『男子バレーイヤーブック』(実業之日本社)、『プロ野球ai』(日刊スポーツ出版社)などに執筆。著書に『ブラジルバレーを最強にした「人」と「システム」』(東邦出版)。