女子バレーボール ワールドグランプリ2009

【アジア代表】

中国

WGP出場歴:17大会連続 17回目(前回5位)
日本の戦績:9勝72敗(1993年以降)

アテネ五輪 金メダル、北京五輪 銅メダルと その実力は間違いなくアジアNo.1。
日本は大きく負け越し、ここ7年で1度しか勝てていない苦手の相手。
今大会の登録選手に北京五輪銅メダルメンバーは6人しかおらず、 25歳以上は3人、30代は0人と中国も先を見据えた若いメンバー構成で臨んでいる。
アジア人離れした高さとパワーを合わせ持つ中国。ここを乗り越えなければ日本バレーの復活はない。

韓国

WGP出場歴:3大会ぶり 14回目
日本の戦績:19勝28敗(1993年以降)

近年、選手の若返り・大型化を図り、堅実な守備に加えてバックアタックを絡めた攻撃を取り入れている。
チームの中心はキム・ヨンギョン。高さと正確なスパイクを武器に、2007年のW杯・日本戦では31得点を挙げる活躍を見せた。来季から日本のV・プレミアリーグ、JTマーヴェラスでプレーすることが決まった。
韓国プロバレー発足以来、女子選手が海外に進出するのは韓国史上初。
また、韓国は今年に入り監督が交代。イ・ソンヒ新監督は現役時代、日本の眞鍋監督と対戦した経験がある。
日本は2005年ワールドグランプリ以降、韓国戦 11連勝を記録していたが2008年アジアカップで破れ、ついに連勝記録がストップ。この大会を機に再び連勝記録を作りたい。

タイ

WGP出場歴:2大会ぶり 7回目(前回11位)
日本の戦績:20勝1敗(1993年以降)

ジュニア世代からの強化が身を結び、近年急激な成長を遂げているタイ。
アジア特有の粘り強いレシーブから、速攻を主とした速い攻撃を展開する。
2007年にワールドカップ、2008年には北京五輪最終予選と真剣勝負の国際舞台を経験、チームの中心は20代前半が多く、まだまだ成長を続けるチームである。

【ヨーロッパ代表】

ポーランド

WGP出場歴:6大会連続 6回目(前回10位)
日本の戦績:18勝8敗(1993年以降)

日本のライバルともいえるポーランド。
2003年、2007年のワールドカップでは記憶に残るフルセットの激闘を演じ、2008年の北京五輪でも対戦した。
エース、スコブロニスカやバランスカ、ベドナレクなどチームには美人選手が多いのも特徴だ。
今大会の予選ラウンドはポーランドで開幕。
全日本がアウェイの雰囲気の中でどこまで戦えるかが注目だ。

オランダ

WGP出場歴:2大会ぶり 8回目
日本の戦績:16勝13敗(1993年以降)

2007年 ワールドグランプリの優勝国。当時「華麗なるガリバー軍団」と呼ばれ、予選では日本を破った。
今大会ではチームのキャプテンを務める選手で、必ずチェックしたい選手だ。
現在の代表監督アビタル・セリンジャーは、過去久光製薬スプリングスの監督を務め、父のアリー・セリンジャーはパイオニア レッドウィングスの監督をするなど日本との関係は深く、日本を知り尽くす親子鷹でもある。その為近年の代表チームは高さに「粘り」を加えたスタイルになっている。

ロシア

WGP出場歴:2大会ぶり 15回目
日本の戦績:19勝64敗(1993年以降)

オリンピックで4度の金メダル、さらに世界選手権 5回、ワールドカップ 1回、ヨーロッパ選手権で17回 優勝という輝かしい成績を残し、オリンピックと世界選手権の出場回数は世界最多であるが、近年は成績を残せずにいる。
2006年の世界選手権で金メダルを獲得し再び世界の頂点に立ったものの、それ以降目立った活躍は見せていない。
今年6月の全日本・海外遠征で2度対戦。戦績は1勝1敗と五分。
今大会の登録選手19人のうち11人が190cm以上で うち2人は2m以上という高さを誇る。
メンバー構成も若手から中堅・ベテランと各世代から万遍なく選手を選んでおり、古豪・ロシアがロンドン五輪を目指し、日本でどんな姿を見せるのか注目だ。

ドイツ

WGP出場歴:2大会連続 10回目(前回8位)
日本の戦績:13勝7敗(1993年以降)

2006年6月以降、FIVB主催の国際大会で対戦がないドイツ。
世界三大大会でも目立った成績を残しておらず、出場回数も少ないため 今大会で一番情報量の少ない国。
6月、全日本女子の海外遠征・ドイツ合宿中に3度対戦し、全日本は若手中心で2勝1敗と勝ち越した。
注目はセンターのフュルスト・クリスティアネ。2006世界バレーではベストブロッカーを受賞。
実に35本のブロックを決め、監督からの人望も厚い。

【北中米代表】

ドミニカ共和国

WGP出場歴:6大会連続 6回目(前回9位)
日本の戦績:8勝1敗(1993年以降)

2007年のW杯や2008年の北京五輪最終予選でも対戦したドミニカ共和国。
194cm バルガスらの高いブロックや若手アタッカーのロンドン、デラクルスがチームの中心。
今大会の登録選手19名の中に17歳の選手が7人もおり、若手選手に経験を積ませる意味合いが強い。
ロンドン五輪を視野に入れたメンバー構成で、今後彼女らが成長してくれば、日本にとって脅威となり得る。

プエルトリコ

WGP出場歴:初出場
日本の戦績:2勝0敗(1993年以降)

オリンピック、ワールドカップの出場経験はなく、唯一の3大大会出場は2002年の世界選手権。
日本との対戦は過去に2度しかなく、その2度とも五輪世界最終予選。
去年の大会では、エース、アウレア・クルスに苦しめられたもののセットカウント3対1で勝利している。
この勝利は柳本前監督就任後、通算100勝目となる勝利だった。
今大会、プエルトリコは16歳や17歳の選手が登録選手19人に選ばれるなど、若手も多い。
国際経験こそ少ないが、キューバやドミニカ共和国のような身体能力の高い選手が揃う侮れないチームだ。

アメリカ

世界ランク2位(2009.1.15現在)
WGP出場歴:17大会連続 17回目(前回4位)

北京五輪 銀メダル。大会を通じて唯一 ブラジルからセットを奪ったチームである。
北京五輪の得点王で、チームの中心だったトム・ローガンは今大会は不出場。
国際経験の少ないメンバーが主で、ロンドン五輪を見据えたチームといえそうだ。
予選ラウンドで日本との対戦はないが、東京での決勝ラウンドであたる可能性は高い。

【南米代表】

ブラジル

WGP出場歴:12大会連続 16回目(前回優勝)
日本の戦績:4勝51敗(1993年以降)

「バレー大国」と呼ばれながら、ブラジル女子バレーはこれまで世界三大大会(五輪、W杯、世界選手権)で優勝したことがなかった。
しかし、2008年の北京五輪でついに悲願の金メダルを獲得。
チームの中心だったのはシェイラ。世界一と称されるバックアタックは破壊力抜群。
ほかにもパウラやマリ、センターのファビアナなど得点を取れる選手が多く、そのスピードとパワーは文字通り世界一にふさわしい。
グランプリでは3大会連続を含む 8度の優勝。 過去のグランプリ 16大会のちょうど半分を占める優勝回数だ。
金メダル メンバーがほぼチームに残っており、今大会も文句なく優勝候補だろう。